インプレッション-la PASSIONE cycling jersey
腕の長さはこんな感じ。
長いのはカッコいいけど普段Tシャツを着たら火焼け跡の境目がこんにちはしちゃうので恥ずかしい気もする。
ビブショーツはこんな感じ。
割と足は太い方と言われがちですが、Sサイズでピッタリ。
膝上5〜6cmくらいです。
裾口のところの滑り止めが効きすぎてるのでズレることはないですが、履く時はちょっと苦労します。
パッドに関してはまだ乗ってないのでなんとも言えないですが、一見薄く、頼りなさそうですが、しっかりとした感触なのでロングでもいけそうです。
遊び心を感じたのはソックスです。
無地だろうと思って買ったのですが内側にla PASSIONE の文字が。
こういう見えないところに気を使ってるのがいいですね。
総括としてはボチボチの価格帯のジャージで迷ってるならla PASSIONE 買っとけって感じです。
早くこれ着てライドに行きたいですね〜。
BRM1019和歌山300 Midnight-Climer Plus②
前回のブログの続きになります。
↓
https://bontohibon.hatenablog.com/entry/2019/10/22/080728
やっとこさの思いで高野山へ。既に足は終わりかけで高野山登ったら終わるなという確信があったので、高野山登った後の通過チェックでガッツリご飯食べて休憩して護摩山に備えようと考えていました。考えてはいました...
5:05 通過チェック
高野山を登り切ってスッカラカンになった脚にムチ打ってファミマへ駆け込もうとするも数人のランドヌールさん達が外で立ち止まっています。コンビニにも幕が降りてるしもしかして...と思って見てみると、まさかの閉店。営業時間を短縮してるらしかったです。最近はコンビニのあり方が問題になってましたし仕方ないですよね。ただ、今!ここ!ではない!と声を大にして叫びたかったです。幸いなことにジェル類はギリギリ残っていたのでそれを飲み干し、足りないカロリーは自販機のコーラで賄い、ボトルの水も購入。ただ、深夜の高野山ってゴリゴリに寒く、ウィンドブレーカーを着てても寒いのにその上に冷たいコーラを流し込む訳でして。ただただ辛かったです。
そんなこんなで護摩山へ向かいます。走り始めて20分後くらいに葛城山を共にしたラファお兄さんに追いつきました。コンビニが閉まっていたことの愚痴を言い合いつつもダラダラと登ります。するとラファお兄さんが「水がないからちょっと分けて欲しい」と。僕はボトル2本にパンパン入っていたので快諾。お返しにビスコを頂きました。ここでもうぉー!ブルベやってるー!ってちょっとテンション上がりました。途中からペースが合わなくて置いていってしまったけど許してくださいね。
ごまさんスカイタワーへ向かう途中から明るくなってきました。空が明るくなるだけでこんなに精神的余裕ができるのかと少し驚きました。お腹がペコペコのペコだったのでラファお兄さんがくれたビスコを食べようとしたら5つの内2つを地面に落としてしまい、なんとも言えない気持ちになりました。でも「あ、なんかヘンゼルとグレーテルっぽい」とか考えてて疲労で頭が回ってないやと実感しました。
6:58 通過チェック
ごまさんスカイタワーへ到着する頃にはすっかり明るくなっていて、ライトもいらないくらいでした。ここからは下り基調と聞いていたのであったかココアを飲んで下山。多少の登り返しはあれども比較的楽に走ることができました。
ただここで1つ問題が、高野山のファミマで補給できなかったツケがここに来て回ってきました。眠気と空腹でフ まともに走れない感じでした。なにかカロリーが欲しい、カロリーが欲しいとゾンビのように彷徨っていましたが、こんな朝早くの山奥で開いている飲食店などある訳もなく道の駅の自販機のソフトドリンクより微かなカロリーを頼りに走っていました。
唯一の救いが下り基調だったことです。登りのルートであれば行き倒れ出たでしょう。
9:28 PC2
長かった山岳エリアが終わりここからはひたすら42号線を走っていきます。その前にPCで補給。全部で1000円くらい買いました。パン2つにシュークリーム、プロテインジュース、ボトルの中身、スニッカーズ2本。ペロリと食べることができました。
コンビニの前で食べてると後続の人が1人。ラファお兄さんかな?と思いきやまさかのPC1の手前でパンクした人でした。「パンク大丈夫でした?」と聞くと「大丈夫やった!護摩山の後は下りやったからゴリゴリ踏んだらこれたわ」と言っててなんやこの人バケモンやんって思いました。その人は買い物を済ますとすぐに出発していきました。
5〜6分後くらいに自分もPCを出発したんですが、42号線がバチバチの向かい風。しかも強風。体感3〜4m、もっとあったかもしれません。体がもってかれるくらいには吹いてました。ここで完全に心がポッキーン!と折れてとりあえず、進めればそれでいいと淡々と踏み続けました。もはや踏んでたのかも怪しいほどに弱々しかったです。
山を降りてからは日も登っているので気温が上がり暑さとの戦いでもありしました。
11:07 PC3
幸いPC2とPC3は30kmくらいしか離れてなかったのでパンクした人と再合流。風がきついから一緒に行くことに。42号線は風が強いだけじゃなくて車通りも多いし、車を避けるために路肩に寄ればガタガタやしで思ってる以上に走りにくい道でした。あと、アップダウンの繰り返しなので思ってる以上に体力がもってかれました。
42号線から千葉山方面へ向かいます。一緒に走ってる人曰く、「サラ足できたら大したことないけど、この脚の状態じゃきつい坂」と聞いて既に心がポッキーでした。そして何よりも心をポッキーしたのが、坂に入る前の眼前に広がる景色でした。真正面から千葉山を見るので絶望感が半端なかったです「今からこの山登るんかぇ...」
斜度が緩いところもありましまたが、斜度が10%超えるような箇所も多く、心が何回ポッキーしたから覚えてないです。鞄の中に忘れられたポッキーくらいポッキーしてました。
13:11 通過チェック
ここが最後の登りだったので踏ん張って登頂。無人販売のみかんを食べようとしたけど、椎茸しか売ってなくて絶望。運の悪いことにボトルもスッカラカン。脱水気味のままダウンヒルへ。道も細くてガタガタやったし危なかったなぁと。
千葉山を下ったら再び42号へ。トンネルの迂回路を走ってる時に見覚えのある景色が...和歌山マリーナシティがチラリズム。
スッカラカンだった脚が嘘のように軽くクルクルと回りました。メロスも処刑場に駆け込む時はこんなテンションだったんだろうなと今なら共感できます。
14:28 フィニッシュ
やっとこさゴール!15時間28分でゴール!
わかやま館へ入りゴールの手続きとメダル購入。ブルベ走るならメダルを買わない手はないですよね。それに今回は和歌山一きついブルベですから。メダルの違いはないですけど、その重みの違いは走り切った人だけがわかると思います。
PC3から一緒に走った人と健闘を称え合いながらオダックス近畿の人たちとおしゃべり。こっちはヘトヘトだけどどれだけしんどかったかを話すし、オダックスの人もそれを聞いてくれる。この場面もすごい楽しかった。
しんどいけど楽しかった。しんどい以上に達成感があった。しばらく自転車には乗りたくないなと思いつつ、400km、600kmのブルベのことも考えてます。笑
今年のブルベの開催はもうない(BAKは2つ開催)ので来年また200kmから取り始めます!
PBPの翌年からメダルが変わるらしいのでどんなデザインになるのか楽しみです。
ではでは。
BRM1019和歌山300 Midnight-Climer Plus①
久しぶりの投稿になります。
今回はタイトルの通りBRM1019和歌山300 Midnight-Climer Plusに参加してきたのでそれのレポートでも書こうかなと。
今年の9月からブルベを始めた新参者で300kmブルベも今回が初だったのですが、最初に感想を一言だけ書くのであれば「最初に走るブルベちゃうやんこれ」でした。
今回のブルベは和歌山マリーナシティ近くのわかやま館をスタートし、一度大阪に入ってから和泉葛城山の蕎原ルートを登ります。和泉葛城山を下ってからは国道120号線〜高野山〜護摩山と走り、国道42号線に沿って北上するというルートでした。
ちなみにこのブルベ、和歌山スタートのブルベで1番過酷と言われているブルベなんです。というのも距離は300kmなんですが、獲得標高が5400m、要するに富士山1個と半分。初め聞いた時は頭おかしいんかと思いました(普通のブルベは100km毎1000m↑くらい)。
しかも23:00スタートと夜が弱い僕にはなかなかハードなものでした。
さらにさらにスタート時間の2〜3時間前まで雨が降っているというおまけ付き。当日の昼ごろまで出走するかどうかで迷ってました。でも、行くっきゃないっしょ!と腹を括りスタート地点へ向かいました。
受付開始の30〜40分くらい前に到着して駐車場に車を止めると自転車が数台見えていて、頭おかしい人(褒め言葉)ばっかやな〜と感心。その中の1人に自分もいるわけですが...
今回は深夜スタートに加えて真っ暗闇の山中を走るため、フロントライトは3本態勢で臨みました。(詳しい装備は最後にまとめようと思います)
エントリーリストには40名程いましたが、出走したのは30名でした。そらウェットの和泉葛城山、しかも蕎原ルートとか登りたくねぇよなって、誰もが思ってたと思います。
受付、車検を済ましさぁスタートや!と思った時にふと違和感が...「あ、グローブ車に置いてきてもた」
でも、もうスタート並んでる上に最初は平坦でスピードが出るから置いていかれたくなかったので仕方なく素手で出走。なんくるないさー(なんくるなった)。
23:00 スタート
最初はド平坦。スピード出るやろなーと思ってたら1人がえげつないスピードで飛び出して行った。いやそれ絶対300kmもたんやんとか内心ツッコミつつ、他の人が追いかける後ろを追いかける。自分で追うと疲れるのでできるだけ楽に走ることを意識。おかげで集団内では150wくらいでやり過ごせました。
23:45 通過チェック1
あっという間に通過チェックに到着。集団で走るの楽やわ〜とか思いつつコンビニへ。するとバイクを置くや否や皆さん小走りで店内へ駆け込んでいきます。前回参加した200kmブルベでは見なかった光景に少しテンションが上がりました。うぉー!ブルベやってるぜ!みたいな?
補給食も事前に用意していたのでどら焼きを買ってその場で飲み込みました。どら焼きってしっとりしてて食べやすいと思ってましたけど、ライド中は思ってる以上に口の中の水分持っていかれますね。
そんなこんなで再出発。バラバラになっていた人たちもまとまっていき再び集団へ。次のPCまでは信号があるのでバラバラになったりまとまったり。牽引は元気な人に任せて僕は後ろの方でダラダラまったりついて行ってました。楽できる時はとことん楽する。ブルベで学びました。
PC1まで残り1〜2kmくらいのところで自分の直前のひとがパンク。幸いスローパンクだったので落車とかはなかったのですが、自分が踏んでたらと思うとゾッとします。ただでさえパンク修理は嫌いやのに夜中にパンク修理とかやばいです。しかも全工程の1/5くらいでチューブ一本を失うと考えると後々のことが気になっちゃいますね。
1:24 PC1
ここまでは滞りなく進んでいましたが、ここから今回のブルベの醍醐味である登りが始まります。登りは自分のペースで走るのでPCでゆっくり休憩(と言っても2〜3分)。補給食も足りてるので水だけ買いました。
いざ、和泉葛城山へ。山道に入る前から霧が出始めててサングラスが邪魔になりました。霧で空気が潤っているせいか、コンタクトが乾くことなくむしろ空気が当たるので気持ち良かったです。初めの緩斜面はアウターで気持ちよーく登っていきます。そこから集落の中を抜けるような形で蕎原ルートとへ。辺りから漂う激坂臭。アスファルトからコンクリートに変わる路面。道を覆うほどの落ち葉、枯れ木。そしてとどめ打ちと言わんばかりのウェット路面。ほんと帰ったろかなと思いました。
ただ、心強かったのは同じペースで登るひとがいたことです。あの真っ暗闇の蕎原を2〜3人で登れたことはとても安心できました。(何よりライトの数が増えるから明るい)どこかのラファお兄さんありがとう。
2:42 通過チェック
ヒーコラ言いながら和泉葛城山は制覇!もう2度と来ねえと心に誓いました。(写真なくてごめんなさい)山頂手前でキャーキャー言ってるので、「野生の猿でもいるんですかねぇ」とラファお兄さんに尋ねたら「あれは人の声やで」と。ナチュラルに夜中に騒ぐヤンキーと猿を間違えてしまいました。根性焼き待ったなしですね。
和泉葛城山の本当に怖いとこって登りだけじゃなくて下りなんですよね。あんなウェットで落ち葉だらけの激坂を下れなんてもはや落車しろと言ってるようなもんだろ!と思いつつもなんとか下山。ブレーキを握りすぎて腕が疲れました。
さぁここから高野山や!と思ってたらまさかの伏兵、国道120号線が待ち構えていました。きついところは名前がついた山だけだろうと考えていたらまさかでした。(キューシートをちゃんと読めば書いてるけどスルーしてました)斜度20%越えのスーパー激坂。目に入った瞬間に自転車を降りて押しました。葛城山登らせた直後にこれ持ってくんのか?とルート製作者を恨みました。
まぁ自転車を押して登るだけでもキツいくらいの坂ですから、自転車に乗って登り切る人なんていなかったんじゃないでしょうか?ちなみに葛城山を一緒に登ったラファお兄さんと高野山で再合流するんですが、やっぱりここは押して登ったって行ってました。
やっとこさ登り切っていよいよ高野山へ!
パワーメーターのデータから考える
先週末に平田クリテに行ってきました。
雨予報やったから家出る時に雨降ってたらDNSしようと思ってたらまさかの快晴、いい意味で裏切られたので意気揚々と出発しました。
早朝から車に乗るのは子供の時からワクワクするので好きです。
ちなみに今回で平田クリテの開催が100回ということで記念のナップサックとBUCHYO COFFEEさんの豆をもらいました。
運営の方や地域の方のサポートがあるからこうしてレースの開催を続けられているんだなぁとしみじみ感じながら試走へ。
c4とc2にエントリーしたのですが、結果は集団ゴールとDNFというしょっぱすぎるリザルトだったので中身は置いといてパワーメーターのデータ、その中でもc4のデータを考察したいと思います。
前置きとして平田クリテのコースは一周約2kmの長方形のコースで反時計回りで走るインターバルがかかるようなコースレイアウトです。
レース全体のデータです。
早速データを見てみましょう。
1枚目 c4の3周目のデータ
500w〜600wくらいのが2ヶ所、900w前後のが2ヶ所大きくグラフが変動しています。
この4ヶ所がコーナー後の立ち上がりでそれ以外は直線区間になります。
900w近く踏んでいる時間は約8〜10秒ほどです。
このデータを見る限りコーナーの立ち上がり以外ではそこまで足を使わずに立ち回れているように見えます。
この2枚はc4の4〜5周目のデータ
1枚目にもある4ヶ所の大きなグラフ変動の他にも真ん中あたりに大きく変動している箇所が見えます。
これはつまり直線区間で踏んでいるということになり、無駄足を使わされていることになります。
しかも1枚目の画像よりも直線区間でのグラフのジグザグが多いので足を止めてはペダリング、足を止めてはペダリングという無駄な行為をしていたことも分かります。
おそらくしんどくて前を追ってるうちに接触しかけて足を止めて、差が開いたからまた踏んでいたのだろうと予測できます。
そして4〜5周目の第2、第4コーナーからの立ち上がり(4カ所のうち、大きくグラフが返答している2カ所)では800wを下回っています。
これらのデータから考えられることは
①250wで20分間走れるベースが必要
②600w、900wのインターバルをそれぞれ12回耐えられる心肺能力と筋力が必要
パワーの観点から言えばこれをクリアできればc4で勝てるということになります。
実際問題、コーナリングや位置取りなども絡んでくるのでそこまで単純ではないですが。
こんな感じで今回は終わりにします!
ありがとうございました。