BRM1019和歌山300 Midnight-Climer Plus①
久しぶりの投稿になります。
今回はタイトルの通りBRM1019和歌山300 Midnight-Climer Plusに参加してきたのでそれのレポートでも書こうかなと。
今年の9月からブルベを始めた新参者で300kmブルベも今回が初だったのですが、最初に感想を一言だけ書くのであれば「最初に走るブルベちゃうやんこれ」でした。
今回のブルベは和歌山マリーナシティ近くのわかやま館をスタートし、一度大阪に入ってから和泉葛城山の蕎原ルートを登ります。和泉葛城山を下ってからは国道120号線〜高野山〜護摩山と走り、国道42号線に沿って北上するというルートでした。
ちなみにこのブルベ、和歌山スタートのブルベで1番過酷と言われているブルベなんです。というのも距離は300kmなんですが、獲得標高が5400m、要するに富士山1個と半分。初め聞いた時は頭おかしいんかと思いました(普通のブルベは100km毎1000m↑くらい)。
しかも23:00スタートと夜が弱い僕にはなかなかハードなものでした。
さらにさらにスタート時間の2〜3時間前まで雨が降っているというおまけ付き。当日の昼ごろまで出走するかどうかで迷ってました。でも、行くっきゃないっしょ!と腹を括りスタート地点へ向かいました。
受付開始の30〜40分くらい前に到着して駐車場に車を止めると自転車が数台見えていて、頭おかしい人(褒め言葉)ばっかやな〜と感心。その中の1人に自分もいるわけですが...
今回は深夜スタートに加えて真っ暗闇の山中を走るため、フロントライトは3本態勢で臨みました。(詳しい装備は最後にまとめようと思います)
エントリーリストには40名程いましたが、出走したのは30名でした。そらウェットの和泉葛城山、しかも蕎原ルートとか登りたくねぇよなって、誰もが思ってたと思います。
受付、車検を済ましさぁスタートや!と思った時にふと違和感が...「あ、グローブ車に置いてきてもた」
でも、もうスタート並んでる上に最初は平坦でスピードが出るから置いていかれたくなかったので仕方なく素手で出走。なんくるないさー(なんくるなった)。
23:00 スタート
最初はド平坦。スピード出るやろなーと思ってたら1人がえげつないスピードで飛び出して行った。いやそれ絶対300kmもたんやんとか内心ツッコミつつ、他の人が追いかける後ろを追いかける。自分で追うと疲れるのでできるだけ楽に走ることを意識。おかげで集団内では150wくらいでやり過ごせました。
23:45 通過チェック1
あっという間に通過チェックに到着。集団で走るの楽やわ〜とか思いつつコンビニへ。するとバイクを置くや否や皆さん小走りで店内へ駆け込んでいきます。前回参加した200kmブルベでは見なかった光景に少しテンションが上がりました。うぉー!ブルベやってるぜ!みたいな?
補給食も事前に用意していたのでどら焼きを買ってその場で飲み込みました。どら焼きってしっとりしてて食べやすいと思ってましたけど、ライド中は思ってる以上に口の中の水分持っていかれますね。
そんなこんなで再出発。バラバラになっていた人たちもまとまっていき再び集団へ。次のPCまでは信号があるのでバラバラになったりまとまったり。牽引は元気な人に任せて僕は後ろの方でダラダラまったりついて行ってました。楽できる時はとことん楽する。ブルベで学びました。
PC1まで残り1〜2kmくらいのところで自分の直前のひとがパンク。幸いスローパンクだったので落車とかはなかったのですが、自分が踏んでたらと思うとゾッとします。ただでさえパンク修理は嫌いやのに夜中にパンク修理とかやばいです。しかも全工程の1/5くらいでチューブ一本を失うと考えると後々のことが気になっちゃいますね。
1:24 PC1
ここまでは滞りなく進んでいましたが、ここから今回のブルベの醍醐味である登りが始まります。登りは自分のペースで走るのでPCでゆっくり休憩(と言っても2〜3分)。補給食も足りてるので水だけ買いました。
いざ、和泉葛城山へ。山道に入る前から霧が出始めててサングラスが邪魔になりました。霧で空気が潤っているせいか、コンタクトが乾くことなくむしろ空気が当たるので気持ち良かったです。初めの緩斜面はアウターで気持ちよーく登っていきます。そこから集落の中を抜けるような形で蕎原ルートとへ。辺りから漂う激坂臭。アスファルトからコンクリートに変わる路面。道を覆うほどの落ち葉、枯れ木。そしてとどめ打ちと言わんばかりのウェット路面。ほんと帰ったろかなと思いました。
ただ、心強かったのは同じペースで登るひとがいたことです。あの真っ暗闇の蕎原を2〜3人で登れたことはとても安心できました。(何よりライトの数が増えるから明るい)どこかのラファお兄さんありがとう。
2:42 通過チェック
ヒーコラ言いながら和泉葛城山は制覇!もう2度と来ねえと心に誓いました。(写真なくてごめんなさい)山頂手前でキャーキャー言ってるので、「野生の猿でもいるんですかねぇ」とラファお兄さんに尋ねたら「あれは人の声やで」と。ナチュラルに夜中に騒ぐヤンキーと猿を間違えてしまいました。根性焼き待ったなしですね。
和泉葛城山の本当に怖いとこって登りだけじゃなくて下りなんですよね。あんなウェットで落ち葉だらけの激坂を下れなんてもはや落車しろと言ってるようなもんだろ!と思いつつもなんとか下山。ブレーキを握りすぎて腕が疲れました。
さぁここから高野山や!と思ってたらまさかの伏兵、国道120号線が待ち構えていました。きついところは名前がついた山だけだろうと考えていたらまさかでした。(キューシートをちゃんと読めば書いてるけどスルーしてました)斜度20%越えのスーパー激坂。目に入った瞬間に自転車を降りて押しました。葛城山登らせた直後にこれ持ってくんのか?とルート製作者を恨みました。
まぁ自転車を押して登るだけでもキツいくらいの坂ですから、自転車に乗って登り切る人なんていなかったんじゃないでしょうか?ちなみに葛城山を一緒に登ったラファお兄さんと高野山で再合流するんですが、やっぱりここは押して登ったって行ってました。
やっとこさ登り切っていよいよ高野山へ!